工具経路保存

このオプションを使用して、CNCマシンに対して適切なファイルフォーマットで工具経路を保存することができます。工具経路は、使用される各工具に対して個別のファイルとして保存可能です。または、自動工具交換機能のあるCNCマシンに対し、複数の工具経路を含む単一ファイルとして保存することもできます。

個別の工具経路

手動で工具交換を行うCNCマシンには、通常では使用する各カッターに対して個別の工具経路が必要です。以下のように、このタイプの工具経路を保存します。

  • 工具経路リストから保存する工具経路を選択
  • 保存オプションをクリックして[工具経路を保存]フォームを表示
  • プルダウンからCNCマシンに適切なポストプロセッサを選択
  • をクリック
  • 適切な名前を入力してをクリック

選択された工具経路

選択された工具経路のみを保存します。

可視工具経路を単一ファイル

すべての可視工具経路を単一ファイルに保存します。選択された工具経路が同一の工具を使用、または自動工具交換(後述)を利用する必要があります。

可視工具経路を複数ファイル

すべての可視工具経路を複数の個別ファイルに保存します。この場合、ファイル名の指定を指示されます。このファイル名は、各ファイルの接頭辞として使用されます。

[可能な限りまとめる]オプションの選択時には、同一の工具を使用する連続した工具経路が同一ファイルに保存されます。この場合、選択された名前が保存された工具経路を表す番号付きで使用されます。例えば、ファイル名を「Toolpaths」として最初の3つの工具経路が単一ファイルに出力される場合、「Toolpaths_1-3」となり、工具経路1から3が保存されたことを表します。

自動工具交換のサポート

自動工具交換(ATC)機能を持つCNCマシンでは、異なる工具番号が割り当てられた複数の工具経路を含む単一ファイルの利用が可能です。

ポストプロセッサは、CNCマシンのATCコマンドをサポートするように構成されている必要があります。詳細については、ソフトウェアまたは機械の製造元にお問い合わせください。以下のように複数の工具経路を保存します。

  • 上下矢印を使用して加工シーケンスになるように工具経路リストの順序を変更
  • 3Dウィンドウで各工具経路が確実に表示されるように選択
  • 保存オプションをクリックして[工具経路を保存]フォームを表示
  • [全可視工具経路を1ファイルに出力]オプションを選択

ファイルに書き出される工具経路の名前が表示されます。また、工具番号は、[1]のように各括弧付きで表示されます。計算済みの工具経路が不要な場合は、非表示にします。

をクリックし、適切な名前を入力してをクリックします。

エラーメッセージ

ポストプロセッサは自動的に以下をチェックします。

  • ATCコマンドを含むファイルの保存用に構成済みか否か
  • 使用する個別のカッターに固有の工具番号が定義されているか否か

上記のいずれかが不正な場合は、問題を示したエラーメッセージが表示されます。